ディレクトリのパスを
ゲットするメソッド

  • CAUTION
  • 2年以上
  • 古い記事

こんにちは。

突然ですがカタカナが苦手です。

という訳で今回はWordPressでパスを取得する時に使う関数について学んだ事を綴っていきます。

get_template_directory_uri

get_template_directory_uri()は有効化しているテーマディレクトリのURIを取得します。

URIはインターネット上に存在するファイルを識別する総称で、馴染みのあるURLもURIに含まれています。
私はURLとURIは同じようなものと認識して、人生で今まで不都合が無かったのでそれで良いと思います。

パラメータ

パラメータはありません。

戻り値

文字列型)テンプレートのあるディレクトリURIを返します。

使用例

テーマディレクトリ内の「assets」フォルダの中にある画像ファイル「noimage.png」のURLを取得し、表示します。

$img_src = get_template_directory_uri().'/assets/noimage.png';
echo '<img src="'.$img_src.'">';

get_stylesheet_directory_uri

get_stylesheet_directory_uri()は有効化しているテーマのスタイルシートが入っているディレクトリのURIを取得します。

パラメータ

パラメータはありません。

戻り値

文字列型)スタイルシートのあるディレクトリURIを返します。

使用例

テーマディレクトリ内の「style.css」のURLを取得します。

$css_dir = get_stylesheet_directory_uri().'/style.css';

2つの関数の違い

get_template_directory_uri()get_stylesheet_directory_uri()を紹介しましたが、ここまでですと2つの関数の違いがないように思いますよね。

この2つの関数は子テーマを使用している場合に使い分ける必要が出てきます。

子テーマとは

子テーマは元の既存のテーマの機能やスタイルをカスタマイズする時に使用されるテーマです。

既存のテーマを直接編集してしまうと、テーマを更新した際に編集した内容が失われてしまいますが、子テーマを使用すると、それを防ぐ事ができます。

ここでポイントなのは、子テーマを使用している時は実質テーマを2つ使用している(親テーマと子テーマ)という事です。

子テーマで先ほどの2つの関数を使うと以下のような結果を得られます。

  • get_template_directory_uri…親テーマのディレクトリURI。

  • get_stylesheet_directory_uri…子テーマのディレクトリURI。

用途によって使い分けたいですね。

まとめ

現在はオリジナルテーマを作る事が多いので子テーマの出番が少ないですが、WordPressの知識があまりなかった頃はよくお世話になった関数です。

この2つだけでなくWordPressは似た名前の関数が多いので、正しく使う事を心がけていきたいです。

この記事を読んでいただきありがとうございました。
あなたのお役に立てれば幸いです。ではまた。